新薬と漢方には、それぞれ得意とする症状や病気があります。
新薬(西洋薬)の多くは、有効成分が単一で、切れ味が鋭く、即効性があるため、感染症の菌を殺す、熱や痛みをとる、血圧を下げる、といった一つの症状や病気に対する直接的な治療に適しています。 一方、漢方薬は、いくつもの生薬を組み合わせて作られた薬ですので、慢性的な病気や全身的な病気の治療など、複雑・多彩な症状に効果を発揮します。
※現在の医学で使われている薬のほとんどは、化学合成によって作られたもので、「西洋薬」「化学薬」などと呼ばれていますが、ここではわかりやすく「新薬」という言葉を使いました |
 |

|
時代とともに、複雑な病気が増えてきました。
かつて恐れられていた感染症や伝染病は、抗生物質の普及やさまざまな新薬の開発により、比較的容易に治すことができるようになりました。 しかし高齢社会に突入したわが国では、高血圧、糖尿病などの生活習慣病(成人病)の増加、加えて、免疫異常による気管支喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患や心身症・ストレス病など、複雑な病気が増えてきました。 |
 |

|
漢方薬は、多彩な症状に対応できる薬です。
漢方薬は、いくつもの成分が助け合って働くことで、多彩な症状にマイルドな作用を示します。
また、「弱り目に祟り目」という言葉のように、人は免疫力が落ちた時は、病原菌に感染しやすいものです。
ですから大切なことは、菌を殺すことだけではなくて、むしろ感染に負けない体質に変えて、病気に対する抵抗力を高めていくことです。こうした働きも、漢方薬の得意とするところです。 漢方薬は、合併症やいくつもの症状をかかえている患者さんが増えている、これからの社会に適した薬だといえましょう。
|
 |

|
薬の選び方が不適切な場合に、出ることがあります。
漢方薬は一人ひとりの体格および体質、症状、病気の種類および時期(かかりかけ、重いとき、治りかけなど)などに合わせて、個人差を重視した薬を選び分けています。
ですから、患者さんに合った薬が選べない場合には、好ましくない作用が出ることがあります。
このようなことを避けて適切な漢方薬を選ぶために、漢方相談の問診はていねいに時間をかけ、たくさんの質問をして、一人ひとりの情報を的確に把握する必要があります。時間のかかることもありますが、自分からも症状などを詳しく説明するようにしましょう。 |
 |

|
生薬成分の中には、人によって好ましくない作用を示すものがあります。
たとえば、麻黄という生薬を含む漢方薬をのむと動悸や息切れが出たり、甘草という生薬を含む漢方薬をのむと、むくんだり、筋肉にうまく力が入らなかったりする患者さんがいます。
もしもこういう症状が出た場合は、速やかに薬剤師に相談してください。 |
 |

|
薬ののみ合わせによっても、好ましくない作用が出ることがあります。
漢方薬とそのほかの薬とののみ合わせによって、好ましくない作用が出ることがあります。
また、生薬の中から有効成分を取り出して作られた新薬と漢方薬を併用しますと、効果が強く出てしまうこともあります。
いずれにしても、あなたが漢方薬以外にのんでいる薬があれば、病院からもらう薬、市販薬にかかわらず、必ず薬剤師に伝えてください。 |
 |

|
|
精力剤を含む第1類医薬品は薬局において薬剤師の服薬指導の下でのみ販売できます。
お気軽にご来店ください。 |